腸内洗浄・その他
その他の治療
腸洗浄
大腸内視鏡検査はご存知でしょうか?
検査前に洗浄用下剤を飲み、大腸内には便がほとんど無い状態にしてから行う検査です。
当院で行う腸洗浄とは、この内服洗浄液を用いる方法です。
一般的な2リットルの洗浄剤ではなく、コップ1杯のオレンジジュース風味の洗浄剤であり、非常に苦痛は少ないと言えます。
便秘の解消だけではなく、腹部膨満、肌荒れ、ニキビの改善や美肌効果、むくみやダイエット効果が期待できます。
また当院の腸洗浄は、洗浄して終わりではありません。一人ひとりの生活習慣を詳細に分析し、個別に食事指導や生活指導を行わせていただきます。
施術の流れ
STEP01
手順1
- まず経口洗浄剤1袋を専用カップに入れ、水150mlに溶かします。
- 溶かした内服下剤を飲み干します。(オレンジ風味)
- その後、水やお茶、ジュースなどを2時間以内に1リットル以上、苦しくならないペースで飲んでいただきます。
- お酒、固形物の含まれない飲料であれば何でもOKです。
STEP02
手順2
- 内服後、数時間以内に洗浄液とともに大量の便が排出されます。排便回数は個人差が大きく、3回~10回前後となります。
- 肛門痛の予防になるので、ウォシュレットの使用を推奨します。
- 腸内洗浄を行うと、腸内の常在菌も一緒に減ってしまいます。(悪玉菌も善玉菌も減ります)そのため、当院がご用意する内服剤(善玉菌)を指定期間ご使用していただきます。加えて、当院の指示する食事療法を行うことで悪玉菌増殖をしっかり抑えます。
- あとは体調を見ながら1-3ヶ月に1回、腸内の悪玉菌をリセットするイメージで定期的に行います。どうしても現代人の食生活は悪玉菌が増えやすい環境と言えます。便秘になってからではなく、一定期間ごとのリセットが効果的です。
- ダイエット効果には個人差があります。ダイエットを確約する治療方法ではありません。
メリット
- 自宅で簡単にできます
- 肛門への器具挿入がないため、恥ずかしい思いは一切ありません。
- 腸内への器具挿入は角度を間違えたり、液体の注入圧を間違えるだけで腸が破裂する危険性があります。この方法ではそれらの危険性がありません。
- 一般的な腸洗浄(ハイドロコロンセラピー)は1回2~3万円と高額治療であり、かつ回数も多い設定となっているようです。当院のリセット療法は、洗浄液と内服剤を含めて1ヶ月で5,000円です。尚、頻回の洗浄は腸内細菌叢が安定しないため、むしろ悪影響であり消化器医として決してお勧めはできません。月に1回以上行う必要はありません。
- 治療の時期を選びません。お好きな時に自由に行うことが可能です。ただし人により軟便が半日続く可能性もあり、外出予定日は避けたほうが無難です。また、腹痛、下痢、嘔吐などの感染性腸炎症状がある時には腸内リセットは行ってはいけません。
デメリット
- 内視鏡検査前処置用の下剤のため保険適応がなく、自費診療となります。
- 誰でも受けられる治療ではありません。内視鏡、消化器疾患に熟練した当院医師が安全と判断した場合に限ります。腸閉塞の既往や、腹部手術歴、産科手術歴のある方などは、しっかり適応を見定めます。(当院は日本消化器内視鏡学会専門医です。もしご希望の場合には内視鏡検査も苦痛なくお受けいただけます。重度便秘症の場合は、一度検査をオススメします。)
- 腸内環境が大きく変わるので、洗浄後に下痢が多少続く場合があります。リセット直後は生の海産物や生焼けのバーベキューなどは禁止です。他、当院が指示する食事療法(悪玉菌の増殖を抑える)を守っていただきます。
- 洗浄は一時的なものであり、リセット後の食事管理を注意しなければ効果は長続きしません。(これは肛門から器具を挿入するハイドロコロンセラピーも同じです。)腸内環境を良好に保つ食事療法・コツなどは、カウンセリングの際に詳しくご説明いたします。
1回料金
※記載されている料金は税別となっております。初回診察・カウンセリング 2,000円
再診料 500円
腸内リセット 5,000円
腸内リセット2回分 9,000円
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、フルーツ酸の一種であるグリコール酸などの酸を塗り、表皮の古くなった角質を化学的に融解して剥離、除去し、肌を生まれ変わらせる治療法です。
ケミカルピーリングの歴史は古く、古代エジプトでは、クレオパトラが皮膚を滑らかにするために、乳酸のサワーミルクの湯に入浴していたと伝えられています。その後、欧米での研究が進み、日本においては1994年よりケミカルピーリングが広まりました。
「酸」と言うと肌を溶かすイメージを抱きがちですが、実際は代謝の低下している肌に対して、角質と角質の接着をゆるめ、古い角質をはがれやすくする働きがあります。この治療に伴う軽度の炎症反応によって表皮再生を促進させ、さらには角化細胞の形状や配列を整え、角質層の構造および機能を改善させる作用が得られ、本来のきめ細かでハリのある肌の組織構成に戻す効果があります。
この作用により、シミやくすみ、にきびの改善に効果があります。特に、にきびには高い効果が認められています。
ケミカルピーリングでニキビを改善し、肌の老化も防ぐ
お肌の老化は、25歳を過ぎた頃に始まると言われています。しみ、しわ、肌のくすみなどは年々強くなってきます。この原因は、加齢現象により皮膚の細胞の入れ替えが遅くなり、その結果、紫外線や活性酸素などで壊された古くて汚れた皮膚細胞が表面に残っている状態になります。ケミカルピーリングは、にきびを始め、シミ、しわ、くすみ、開いた毛穴に効果的な治療方法です。高濃度のピーリング剤を使用する本治療は、医師の指示のもとで使用が許可される正式な医療行為となります。
サリチル酸マクロゴール ピーリング
お肌の弱い方でも安心のピーリング
サリチル酸マクロゴールは、サリチル酸をマクロゴールと言う基材で溶解することにより、皮膚深部への酸の浸透と中毒の危険性を防ぐことができるピーリング剤です。
酸が角質層のみに反応するため角質層以外の細胞を傷つけず、安全性の高い治療ができるため、施術後皮膚が赤くなったり、皮が剥けるといった肌のトラブルがほとんどありません。(あっても非常に軽度です)
グリコール酸、乳酸などのピーリング剤と比べて皮脂に近い性質を持っているため、皮脂が多く集まる毛穴などのトラブル(角栓やにきびなど)の治療に多く使われます。サリチル酸による美白効果、刺激が伝わることで真皮のコラーゲン産生を高める効果もあります。
1.クレンジング
お化粧や皮脂、外気の汚れを落としていただくために、クレンジングの洗顔をしていただきます。
2.お顔に薬(酸)を塗る
顔にフルーツ酸の一種(グリコール酸やサリチル酸)を塗布し、皮膚の硬くなった角質や皮脂汚れを浮き上がらせます。
3.お薬を落とす
落とし残しがないように丁寧にお薬を拭き取ります。
4.お顔を冷やす
お顔全体を冷やす処置(クーリング)を行い、終了となります。
この後、イオン導入を行う場合は続けて施術に入ります。)
5.ご帰宅
治療直後はポイントメイクのみ行えます。マスクは当院でもご用意しています。
ピーリング前・後の注意点
①術前2~3日、術後1週間は、パック・あかすり・顔のマッサージ・顔そり・脱毛などは避けてください。
②術後1週間は、ヘアパーマ・プール・温泉・アルコールの多飲を避けてください。また、普段よりも日光(紫外線)を吸収しやすくなります。施術後は、必ずSPF30以上の日焼け止めクリームやファンデーションなどを使用し日焼け予防をしてください。特に戸外にいる時は、2~3時間おきに塗り直すとよいでしょう。もし日焼け止めをお持ちでない場合、当院にてご用意してあります。
治療直後からお肌の変化を実感される方が多くいらっしゃいます。
肌のトーンを一つも二つも上げてくれるピーリングを是非一度ご体験ください。
イオン導入
イオン導入とは
イオン導入とは、ビタミンCやトラネキサム酸のような皮膚からは吸収しにくい浸透性の低い水溶性の成分に微弱電流を流してイオン化することにより、皮膚の深部まで浸透させていく治療です。
ビタミンCやプラセンタ、トラネキサム酸などの有効成分をイオン導入で顔に直接導入した場合、ただ化粧水を塗るケアに比べ、肌への浸透を飛躍的に高め、その浸透力は化粧品やサプリメントで得られる効果の30倍~100倍とも言われており、シミやしわを改善したり、瑞々しい肌を取り戻します。
ケミカルピーリングと相性が抜群
ケミカルピーリングは、皮膚に溜まった古い角質を溶かして落とす治療です。
これにより皮膚のバリヤーが一時的になくなるため、日焼けの予防や強い皮膚刺激を避ける必要があります。逆に言えば、肌のバリヤーが取れた時こそ、美肌に有効な成分を皮膚細胞の奥の奥まで浸透させるチャンスでもあります。
よって、ピーリングとイオン導入はセットで行う場合が多く、当院では高濃度ビタミンC、トラネキサム酸、プラセンタなど個々に合わせた美容治療液を取り揃えております。
イオン導入
微弱電流の流れるローラーをお顔全体に転がして、有効成分をイオン化し皮膚の深部まで浸透させていきます。痛みはありません。出力も細かく調整できるため、ピリピリ感などを感じる心配もございません。